大岡ひじり学園は三〇周年!
山村留学指導員 大嶋しおり
学園で山留生や短期の参加者と最初にキャンプの活動をするとき、テントや飯盒(はんごう)の使い方と共に、「今は三〇期生だから三〇年間使っているよ。この先も使えるように大切に」と話している。入職一年目のときは、台詞のように言っていただけだったかもしれない。でも、焦げてぺこぺこになっても、きれいに磨いて使い続けている飯盒で、美味しいご飯が炊けて、きれいにして、また次のキャンプで使い...それを繰り返していると、この先もずっと使い続けていけると今は思うし、そう願うようになっていた。
足音と作物への愛情
山村留学指導員 伊藤僚
そろそろ梅雨が明けようとしています。子どもたちが5月末に植えた野菜たちは、ぐんぐんと伸びてきていますが、それを上回る速さで雑草たちがはびこり始めてきました。今年も草たちとの競争が始まったなあと感じます。
「春と食欲と山菜」
山村留学指導員 横山みのり
私にとって、春は天ぷらの季節である。この時期になると、センターの子どもたちが、両手いっぱいの山菜を、毎日のように収穫してくるからだ。
『体験にもとづく言葉』
山村留学指導員 伊藤僚
2月の誕生日会で、子どもたちが主役の2人に贈った「ひとことメッセージ」が心に残った。
『命との共生』
山村留学指導員 横山みのり
学園で鶏と烏骨鶏(うこっけい)の雛(ひな)が生まれた。フワフワとした小さい命たちは大岡の冬の寒さの中、身を寄せ合って生活している。
『ポランとの時間』
山村留学指導員 大嶋しおり
センターで飼っていた甲斐(かい)犬ポランが亡くなった。命日は7月20日、良く晴れていて、暑い夏の日。活動を中断して、蚊取り線香の香りと学園生みんなが摘んだ野草でポランを見送った。
『心に刻み込まれるような体験』
山村留学指導員 伊藤僚
子どもたちの成長において、心に刻みこまれるような体験をすることは、何よりも大切だと感じる。山村留学の中で、特に船舶・登山の活動は、自然と対峙(たいじ)する中で、克己心を培う体験活動と位置づけている。6月7日、8日に行った諏訪湖での船舶海洋体験で、まさにそれを実感した。
春の原体験
山村留学指導員 横山みのり
入園の集いを終え、子どもたちが共同生活に慣れてきた頃、朝食後の片付けを終えた私は、厨房の窓から差し込む日差しに誘われて、勝手口の戸を開けた。すると、途端に暖かな風が手足の間を通り抜け、同時にほのかに甘い香りが鼻先をくすぐった。春の香りだ。
『あー、大岡だなぁ』
山村留学指導員 大嶋しおり
1月、雪が降る日に大岡に引っ越してきた。車を運転しながら大岡に向かう坂は、曲がりくねって急で、センターに近づくにつれて、雪で白く深くなっていく。
私は、12年前に育てる会に入職、大岡で指導員として4年間過ごし、その後はくらぶち英語村の立ち上げで高崎市へ異動。倉渕で英語村の指導員として6年間。その後一度育てる会を退職し、一年半、南国高知県で農作業や介護やサップガイドなど、季節の仕事を転々として、今回、縁あって再び大岡に戻って来た。いろいろな巡り合わせを感じながら、1月より大岡ひじり学園の指導員をしている。
『センターのお風呂』
山村留学指導員 伊藤僚
春休み中に、ボイラーが壊れ、センターの風呂に入ることができませんでしたが、ようやく修理完了し、普段通りの生活が戻ってきました。
お風呂が直るまでの半年間は、近くの大岡温泉に振替入浴が決まりました。そのため、子どもたちの生活は、毎夕、温泉に通うことが日常になり、そこで気づかされたことがいくつもありました。
