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『あー、大岡だなぁ』
大岡ひじり学園
山村留学指導員 大嶋しおり
1月、雪が降る日に大岡に引っ越してきた。車を運転しながら大岡に向かう坂は、曲がりくねって急で、センターに近づくにつれて、雪で白く深くなっていく。
私は、12年前に育てる会に入職、大岡で指導員として4年間過ごし、その後はくらぶち英語村の立ち上げで高崎市へ異動。倉渕で英語村の指導員として6年間。その後一度育てる会を退職し、一年半、南国高知県で農作業や介護やサップガイドなど、季節の仕事を転々として、今回、縁あって再び大岡に戻って来た。いろいろな巡り合わせを感じながら、1月より大岡ひじり学園の指導員をしている。
同じ育てる会の山村留学でも、地域によって学園によってそれぞれの良さがある。大岡に来て、一番に感じた「あー、大岡だなぁ」は、アルプスとファミリー感。センターからのアルプスはやっぱり美しく、大岡に住む人が自然と見上げる先はアルプスだ。アルプスの存在は偉大で、雲に覆われた日はあちら側の天気が気になり、朝のモルゲンロートも、夕日が沈む時間も、どんな時もそこにあって、惹(ひ)きつけられる。地域の方は、「あの家からはアルプスが見えないからなぁ」と、家から見える景色にも真っ先にアルプスのお話。
そして、大岡ひじり学園のファミリー感。私が赴任した1月は、4月からの山留生活も終盤。時間と関わりの積み重ねで、学園生たちは大きな家族に見える。学園生の保護者や修園生、修園生保護者も、留学生一人ひとりの成長を楽しみにして、応援している。それは、親でも友達でもないし、先輩でもないんだけれども、どこか温かく、じんわりとする距離感。
時を経た久しぶりの大岡ひじり学園はきっと以前は見えていなかった世界がありそう。
写真:保護者・修園生と大岡ビール作り!
