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「鳥たちとの出会い」
三瓶こだま学園
山村留学指導員 浅平泰地
五月上旬、裏山キャンプの朝、準備をしようと学園生より一足先に目を覚ました。窓を開けると、「フィロロロロ」と転がるような美しい鳴き声が窓から飛び込んできた。今年最初に聴いたアカショウビンの鳴き声だった。アカショウビンは渡り鳥で夏鳥という印象だったので、五月の頭にもう飛来しているのかと驚いた。
育てる会のセンターがどこもそうであるように、三瓶も豊かな自然に恵まれている。そして野山には様々な種類の野鳥がいる。この時期になると、起床の音楽より前から鳥の声が聞こえ始め、時にはそれで目を覚ますこともある。聞こえるさえずりは色とりどりで、バラエティーに富んでいる。
先日、かねてからあこがれていたヤマセミを見ることができた。渓流釣りのため山間部のダム湖に行った際、目の前を横切って飛んだ白い鳥がヤマセミだった。
また同じく渓流釣りの際に見慣れない猛禽類【ルビ:もうきんるい】が飛び去るのを見た。背面の尾羽の付け根あたりが白かったため、職員研修の際に他支部の鳥に詳しい指導員に特徴を伝えたところ、ハイイロチュウヒだと教えてくれた。
朝の集いでラジオ体操をしながらふと上を見ると、センターの軒下を一羽のツバメが飛び回っているのを見かけた。3日ほどして再び見上げると、黒々した新しい泥できれいな巣が出来上がっていた。
裏山キャンプで、夜の森からフクロウの声が聞こえてきた。朝、子どもたちが、昨夜フクロウの声を聞いたと話していた。
今年度はこのように、野鳥を見たり、声を聞いたりする機会が多い気がする。しかし、活動で植物や動物を扱うことはあっても、野鳥に関するものとなると思いのほか少ないことに気づいた。私自身も鳥に関する知識は乏しい。三瓶で見られる野鳥への知識を高めつつ、子ども達に伝えられる機会を模索していきたい。
写真:フクロウの鳴く森でキャンプ
