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自然の恵み
三瓶こだま学園
山村留学指導員 稲井祐介
山村留学を実施している地域は、多くが中山間地であり、山の自然が身近にあります。大田市山村留学センターも例外ではなく、子どもたちは四季を通して山の自然に触れ、その恩恵を受けています。
入園した頃には、新しい生活に慣れるのに精一杯ですが、少し余裕が出てくると、いろんな山菜が身近にあることに気がつき、タラの芽をはじめとして、コゴミ、ワラビ、ノビル、コシアブラなど、時間を見つけては山菜採りや調理を楽しんでいました。そうこうしているうちに今度はタケノコが生えだすので、毎日通学路で竹林を観察し、「頭が出て来てる!」「ここも!あそこも!」と目敏いことこの上なし。また少し背の高くなったタケノコは、採ってきてから塩漬けにして乳酸発酵させ、干してメンマを作る子もいました。
そのうち今度は野イチゴが成り始め、日常生活で摘んで食べるだけでなく、キャンプの活動の時に食材として使うこともありました。また、グミの実も今年はたわわに実り、地域の方から「採りにおいで」と声をかけていただき、たくさん採らせていただきました。
梅雨に入る頃には青梅が実り出し、これも地域の方からたくさんいただき、追熟してから梅干しを作り始めました。そのうち自分でも梅を採って梅干しを作りたいと、高枝切りばさみで梅採りに精を出す子も。そんなことをしている間に、地域の庭木で鮮やかなオレンジ色をしたビワが目を引くようになり、大田市内の街路樹からは、ヤマモモの実がポトポトと落ち始めました。
いよいよ畑では夏野菜の収穫も始まりました。子どもたちはいつの時期も、自然の恵みをいただくことに暇がないようです。
写真:地域の方とグミ採り
