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炭焼き・雪中キャンプ
2月7日(金)・8日(土)
今年は寒波の影響もあり、八坂美麻にも大量の雪が降りました。子ども達は、これは北の雪かな?南の雪かな?と観察したり、思う存分に雪遊びをして寒波に負けず冬を楽しんでいます。
この週末は炭焼きの活動と、雪中キャンプを行いました。

・炭焼き
2月6日(木)?2月8日(土)
山間部の八坂美麻地区では、冬の間は木を伐って炭を焼き、それを売り現金収入とする暮らしが約50年ほど前までおこなわれていたそうです。電気や石油など、様々な燃料の普及によって、普段の生活で炭を使うことは少なくなりましたが、この山村文化を体験するためにセンターでは木の伐りだし・炭焼きを毎年行っています。
今回は、先月みんなで割った薪を窯に入れ、いよいよ炭にしていきます。
2月6日(木)
まずは一人ずつ窯に入って薪を立てていきます。窯の出入り口は小さく、「立てないから腰が辛い...」と屈みながらの作業の大変さを体験する学園生。

全員で交代で入れていき、窯の中いっぱいに薪を敷き詰めたら、火を点け、窯全体へ火が回るようになるまで約3時間。その後、石と粘土で窯をふさぎます。
その後、煙の色やにおいを頼りにしながら、煙突の穴や、窯の入口の大きさを調整していきます。この工程を2日間かけてじっくりと行うことで、薪が燃え尽きて灰になることなく、炭が出来上がるのです。
窯から出る煙は、火を点けたばかりの煙は灰色で、臭いも沁みるような辛さですが、徐々に青白くなり、最後には透明で甘い臭いの煙になります。
上手く炭になることを願いながら、二晩燃やし続けました。
2月8日(土)
個人体験で炭焼きをした学園生を中心に様子を見ながら、炭を取り出す日を迎えることができました。
炭を取り出すときは、長い柄のついた道具を使って炭を引っ掛けて手前に寄せます。
「熱い!」「うぅ...重たい!」
高温の窯の前に立ち、重い道具を使って取り出すのは大変です。熱さや重さに負けず、全身で踏ん張るようにして道具を持ち上げ、炭を取り出しました。
取り出した炭に消し灰をかけて、ようやく炭が完成。
良い炭は打ち付けると「カンカン」と金属のような音がします。「金属音としか思えない」と、出来上がった炭の音に耳を澄ませていました。
・雪中キャンプ
2月7日(金)?2月8日(土)
雪中キャンプでは、他の季節のキャンプと違い、気温が低く雪も降り積もっており、厳しい条件下で行います。しかし、そのような環境で何とかしようとする克己心や工夫する力が身に着くため、毎年この時期にキャンプを行っています。
今年も多数の学園生が雪中キャンプを希望しましたが、この日は数年に一度の大寒波が来てしまい、どうしても外で泊まりたいという学園生だけ泊まることに。
それでも7名の学園生が外で寝ることにチャレンジしました。
2月7日(金)
外で寝る人たちは、学校から戻ると雪が降る中、ヘッドライトの明かりを頼りにテントの設営を行います。寒くないようにたくさん着こんで、寝袋も2つ用意。寝る前には炭焼き窯の前で、皆でお茶を飲んで、体を温めました。


この日の気温は-5℃。明け方には-8℃まで冷え込む予報でしたが、覚悟を決めてそれぞれの寝床へ付きました。


2月8日(土)
「おはよう」極寒の中一晩過ごし、ようやく朝がやってきました。
「寒かったけど何とか寝られた」「途中起きちゃったけどちゃんと寝られたよ」防寒対策をしっかりしたおかげで、無事に一晩過ごせた様子でした。
センターに泊まった人も、荷物を用意して外へ。早速、火を起こして朝ごはん作り開始です!2人?3人で協力する人、ソロキャンプに挑戦する人、それぞれ事前に目標を決めて取り組みました。
冬のキャンプは気温が低いため火を点けるのが難しく、穴を掘ったり、雪の上に木を敷いたりして、火が点きやすくなるよう工夫しました。


「全然火が点かない...」「せっかく点いたのに雪が落ちてきた!」なかなか思うようにいかない子の姿もありました。
ようやく完成した朝ごはん。すでに昼になってしまった子もいましたが、「温かい...」と、いつもより味わって食べている様子でした。
火がつけられず、冷たい食材にかじりつく子も。「普段の料理のありがたみが分かるね」と、当たり前に感じていた料理の大切さに気付く子もいました。

1年間のキャンプの集大成とも言える雪中キャンプ。うまくいった子、そうでない子も、自然と向き合い、工夫して取り組めました。

